AIを使うようになって、一番変わったのは
「ゼロからひねり出す苦しみ」が減り、
「自分の本音を選び取る（ジャッジする）鋭さ」
が磨かれたことだと思います。
「文章を書く」作業から、「思考の指揮者（ディレクター）」になる感覚に近いかもしれません。
その「新しい思考の感覚」を最も強く味わえる、私のお気に入りのアプローチを紹介します。
🧠 「書く」のではなく「選ぶ」ことで、思考を研ぎ澄ます
〜AIは私の「専属ライター」、私は「編集長」〜
【こんな人におすすめ】
・自分の考えをまとめようとすると、筆が止まってしまう
・「なんか違うんだよな」という違和感の正体がわからない
・自分のこだわりや美意識を再確認したい
【このプロンプトの正体】
これは、AIに「正解」を出させるのではなく、あえて「方向性の違う3つの案」を出させ、あなたがそれを「比較・検討・選択」することで、自分の本当に言いたかったことを炙り出すためのプロンプトです。
【体験談：比較することで「自分の軸」が見えた】
ある時、お礼のメールを書くのに悩んでいました。
「丁寧に書きたいけど、堅苦しくなるのは嫌だ」
そこで、このプロンプトで「3つのパターン」を出してもらったんです。
A案：礼儀正しいビジネス調
B案：親しみやすいフレンドリー調
C案：熱意重視のエモーショナル調
これらが並んだ瞬間、私は即座に
「Aは冷たい。Bは軽すぎる。…私が伝えたかったのはCの熱量だ！」
と判断できました。
ゼロから書くときは迷っていたのに、選択肢が出ると「自分は何を大切にしたいか」が一瞬でわかったんです。
AIを使うと、自分で考えなくなるのではなく、「何が良いか」を判断する審美眼が鍛えられる気がします。